
ここでは主に私が過去に(DVDやVHSなども含めて)見た舞台に関して、印象に残ったものを書いていきたいと思います。
1.「BIZ」シリーズ
1.BIG BIZ〜宮原木材危機一髪〜
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【そこは、電話と机があるだけの幽霊会社……の、はずだった。電話番の結城という男の元に、"そいつ"が現れるまでは。】
- 一つ一つは些細な出来事のはずが、常識外れな登場人物達が集まった事によって雪だるま式に大きくなっていく物語、そしてビッグビジネスの原点。
勘違い・すれ違いの嵐と、それに巻き込まれた真人間の混乱ぶりに大笑いしたい人にオススメ。
各所で流れるフランク・シナトラの曲も印象的。
2.BIGGER BIZ〜絶体絶命! 結城死す?〜
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【舞台はシンガポールのとあるホテルへ。ビッグビジネスは、まだまだ続く。結城の災難も、やっぱり続く。そして、"ドリームチーム"の新たな被害者が……。】
- シリーズ第二弾。
今回も、これでもかと言うぐらい個性的な登場人物と、そんな無茶苦茶な人間達に囲まれた真人間に降り掛かる災難の数々が面白い。
勘違いとすれ違い(と、ものまね)のオンパレードも健在。
3.BIGGEST BIZ〜最後の決戦! ハドソン川を越えろ〜
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【どんどん広がるビッグビジネスと、その被害者達。そして、舞台はシナトラの故郷、アメリカはニュージャージー州ホーボーケンへ……。】
- 「BIZ」シリーズ三部作、堂々の完結編。
物語の規模も登場人物のハチャメチャさも更にパワーアップ。
まさに集大成と呼ぶに相応しい作品。
前作、前々作を見ていると、ストーリーの中に散りばめられた要素をより楽しめる。
2.人間風車
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【売れない童話作家が掴んだチャンス。しかし、その瞬間回り始めた悪意の歯車は、おかしな童話の世界を世にも恐ろしい残酷なファンタジーに変えていく。】
- 前半はちょっと変わった童話作家が紡ぐ素直に笑えるおかしなお話、後半は一転して恐ろしいファンタジーの世界。
その根底にあるものは恐らく、無邪気な子供の残酷さに似たものではないのだろうか。
3.WEE THOMAS 
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【アイルランドの小さな町で起こる出来事。始まりは、一匹の黒猫の死。どうしようもなくおかしく、それでいて悲惨な、バイオレンスブラックコメディ。】
- バイオレンスブラックコメディ、という言葉が示すように、心臓の弱い人や血糊に耐性のない人にはおすすめ出来ない作品。
たった一匹の猫に振り回されていく登場人物達の姿はどうしようもなく悲惨で、それでいてどこか滑稽。
4. ジョビジョバ大ピンチ
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【田舎の銀行に押し入った二人組の強盗。首尾良く現金を奪って逃げるつもりが、一筋縄ではいかない人物ばかりが集まった銀行内で、話はどんどんとややこしい事に……。】
- 金城武主演の映画「スペーストラベラーズ」の原作。
全体的に散りばめられた笑いの要素とラストシーンとのギャップが秀逸。
VHS版では、使用されている曲の都合でラストにばっさりカットされているシーンがあるのが残念。
