古くからの浅草地区のランドマークとして浅草寺山門である雷門(かみなりもん)が知られる。明治後期には、第六区に建てられた十二階建ての凌雲閣が有名となり、浅草十二階と呼ばれランドマークとして認知されていた。しかし、大正期の関東大震災で崩壊。昭和初期には西浅草に森下仁丹が広告塔を建設。仁丹塔の愛称で戦後も長らく親しまれたが1986年に解体された。1990年代以降には吾妻橋対岸の墨田区本所にあるアサヒビール本社ビルも、その屋上の特徴的なオブジェが浅草の風景の一部として認知されている。また、同じく対岸の墨田区押上の東京スカイツリーが街の背景に臨め、浅草の景観に彩りを添えている。

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